自転車活用推進議員連盟・国会前庭で自転車活用をアピール、シェアサイクル各社もそれぞれの強みをPRする

自転車活用推進議員連盟・国会前庭で自転車活用をアピール、シェアサイクル各社もそれぞれの強みをPRする

6月25日、国会議事堂前庭において、自転車活用推進議員連盟が主催する「青空総会」が開催されました。この日は「青空」の名にふさわしい快晴のもと、皇居を一周する自転車によるデモ走行や、各種関係企業の展示などが行われ、関係者などで大いに賑わいを見せました。

国会議事堂前に集合する自転車活用推進議員連盟とその関係者
国会議事堂前に集合する自転車活用推進議員連盟とその関係者

 

議員自ら自転車に乗り、自転車の活用をアピール

今回のイベントは昨年5月に施行された「自転車活用推進法」を踏まえた「自転車活用推進計画」が6月8日閣議決定されたことを受けて開催されたものです。
その自転車活用推進法では自転車走行環境の整備、シェアサイクルの拡大、人材育成などについてを基本方針として定めています。
イベントでは連盟に参加する議員が特注のウェアに身を包んで登場、自転車活用に関連する閣僚をはじめとする関係者からも挨拶のあと、議員自ら自転車に乗り、国会議事堂を起点として皇居を一周しました。中には自前で自転車を用意してイベントに臨んだ関係者もおり、その「熱意」が伺われました。
また、今回出展している企業ではシェアサイクルの運営を行っている企業が目立ち、ソフトバンクやヤフーが手掛ける「HELLO CYCLING」や、中国発祥の「ofo」、オークションサイトの「メルカリ」の運営で知られるソウゾウが手掛ける「メルチャリ」など多くのシェアサイクル企業が出展していました。

挨拶する片山右京氏
挨拶する片山右京氏

 

シェアサイクル各社で異なる強み

今回出店する企業の中で弊レポート取材班が注目したのは「HELLO CYCLING」と「メルチャリ」。
まず「HELLO CYCLING」では小型化された装置を取り付ければ、どんな自転車を貸し出すことができるようになるのが特徴。シェアサイクル専用の自転車を開発し、単一車種で貸し出す他社も多い中、普段使いから本格的なツーリング用まで、シェアサイクルの利用シーンが広がりそうです。ポートも固定ラックとなっており、規定台数以上は駐輪できないようになっており、周辺環境にも配慮しています。
また「メルチャリ」ではソウゾウの基幹事業である「メルカリ」のDNAを受け継ぐ取り組みが特徴的です。同業他社が法人と契約して公共施設や商業施設といった大規模な施設にポート数を増やしていく中、メルチャリでは個人へのアプローチを強化しています。ホームページにも「ご自宅やお店の軒先にメルチャリを置きませんか?」と記載があり、個人宅へのポート設置にも積極的な様子が見て取れます。ユーザーにも参加してもらうというメルカリの文化がそのまま引き継がれた取り組みです。

ハローサイクリングの車両
ハローサイクリングの車両

 

シェアサイクル業界は一丸となって自転車活用に取り組む

先に挙げた2社以外のシェアサイクルも、いずれも個性的で親会社の持ち味を生かす形でそれぞれ個性化を図っています。まだ始まったばかりの業界であることもあり、各社が競争して淘汰するのを目的とせず、お互いの得意領域を侵食しないように配慮しながら、一丸となってシェアサイクル拡大へと突き進んでいる様子が感じられました。イベント当日でも、シェアサイクルの担当者が他社のシェアサイクルブースを訪れ、自転車を囲んで談笑している様子などが多く見られ、「自転車愛」がうかがえました。
シェアサイクル業界が一丸となって突き進む「自転車利用促進」。明るくオープンな雰囲気で、今後に期待が持てそうです。

この日は暑かったが、オープンな和やかな雰囲気のイベントだった
この日は暑かったが、オープンな和やかな雰囲気のイベントだった

 

(文=かぜみな・写真=鳴海行人)

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